中沢新一 『僕の叔父さん 網野善彦』
網野善彦は、僕の叔父さんではない。中沢新一の叔父である。
なんだそりゃ、ってな書き出しだが、意味は特にない。日本の歴史にさして詳しいわけでもなく、歴史学とやらに意見があるというわけでも特にない俺には、故網野氏の業績に言及することも特に見当たらない。
それでも、俺は網野善彦の本が好きだった。学生のときから、ちょくちょく読んでいて、その学説を吸収するともなしに、そのまなざしに親しみを感じていた。
中沢新一のやたらと「〜的」を多用するその書き方には、ちょっとうんざりしなくもないが、でも全体として親しみのようなものを感じずにはいられないのは、網野さんのまなざしが生きているからだろうか。
世の中から外れた者こそ、その社会を体現していたりするんだよな。いつだって、きっと。悪党、博徒、そして俺も?
2004年に網野さんが他界した時、僕は南アフリカにいて、日本にはいなかった。亡くなった事実を知るのは、日本に帰ってしばらくしてからだった。そういえば、しばらく触れてなかったな。うん、そうだな、もう一度、会いに行こうと思う。残された本を通して…。
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投稿者 Kazu : 2006年11月29日 02:20
コメント
わざわざこんな場末のサイトまでお越しいただきありがとうございます。
「日本の歴史をよみなおす」、私も以前に読んだよーな、、、ちょっと確かじゃないですけど。「僕の叔父さん」は、薄い新書ですし、わりと読みやすいと思いますよ。
投稿者 Kazu : 2007年02月02日 13:48
たまたま今網野善彦氏の「日本の歴史をよみなおす」という本を読んでいるので、ここへ来てみて思わずコメントしました。面白く読んでいます。
中沢新一さんのこの本も探して読んでみようかな。
投稿者 slan : 2007年01月31日 12:39

