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January 16, 2006
タバスキーを終えて
セネガルのダカールで、まもなくしばしの別れを告げることになるアフリカの味を噛みしめています。イスラム教徒にとって一年で最大の祭典「タバスキー(犠牲祭、イード・アルアドハー)」から昨日日曜までの休暇が終わり、多くの人々にとって、今日が仕事始め。街もようやく日常の活気を取り戻しつつあるように見えます。
タバスキー前後の数日間は、隣国のガンビアで過ごしました。セネガルにその領土をすっぽり覆われた小国で過ごしたタバスキーとその前後の日々は、非常に味わい深く、不思議なことに僕は、これでようやく年を越したような感覚を持ったのでした。
新年を振り返れば、12月30日から31日の大晦日にかけて、マリ共和国のバマコからセネガル国境近くの町、カィエまでの道程を約24時間、トラックバス(大型トラックの荷台部分に客席ボックスが設置されたもの)に揺られていました。とりわけこの旅路をハードなものにしたのは、悪路によって激しく揺れ続けたことでも、移動時間の長さでも、あるいはまきあげる砂埃を吸い続けたことでもなく、「寒さ」でした。
ガタガタ震える身体を、できるだけ吹きつける風を受けないような位置に縮こまらせ、手のひらをライターの火にかざしたりしながら耐え凌いでゆく中で、数時間毎に停車し、焚き火を囲みながら、温かいコーヒーやアッタイ(ミントティー)を飲むその瞬間は、まさに生き返る心地でした。
そうしてようやく辿り着いた、カィエの町で過ごした大晦日の晩。僕は、少し仮眠と思ってベッドに横になり、それから、次に気が付いた時には翌日の朝5時だったのでした。夢うつつに、外で爆竹が鳴っていたのを聞いたような気がします。
それでも、この旅路のほとんどの間、僕は嬉しくて嬉しくて、全く何の根拠もなく、これでまた一つ強くなれるんだ、というような想いに襲われていたものでした。
そうして、今でもそれを信じています。
投稿者 Kazu : January 16, 2006 07:57 PM
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