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October 13, 2005
タンザニア初夜のゴスペル
朝、カロンガを発つ。宿を出て、自転車タクシーに乗り、バスターミナルへ向かう。それから、タンザニア国境へと向かうミニバスへと乗り込む。
窓際フロントシートに俺を載せ、ミニバスは進む。国境までに3箇所の検問を通過する。そのたびに、ポリスの眼をごまかすために、窓際フロントシートの俺は、壊れたシートベルトをつけているフリをしなくてはならない。
やがてミニバスは国境へと着き、マラーウィを出国。そして、国境の橋を渡り、タンザニアへ入国。イミグレーションの周りにうろつく両替を呼びかける人々。彼らに余ったマラーウィクワチャをタンザニアシリングに両替してもらう。彼らのうち何人かが使う手口はひどく幼稚で、わたす段階になって一桁少ない額をわたそうとするのだ。モザンビークからマラーウィに入ったときの場合は、もう少しだけ手の込んだ手口で、人々は細工された電卓を使ってごまかそうとしていた。彼らの電卓では、100×19=1400になったりするのだ。あいにく、そのくらいの暗算ができないほど寝ぼけてはいないので、これにひっかかることも考えにくいけど。
タンザニアに入国して、しばらく歩いていると、うまいぐあいにすぐに、ムベヤへと行くダラダーラ(ミニバス)を見つけ、これに乗り込む。やがてダラダーラは、ムベヤへと向かい出発する。
道は悪くなく、快調に進んで行く。明るい緑に彩られた茶畑の間をゆき、トゥクヨの町を通り過ぎ、3時間ほどでダラダーラはムベヤの町へと到着。最初にあたった宿は満室で、そこで教えてもらった別の宿へ行く。
丘の上に位置する教会経営の宿。明日は、ニエレレ初代タンザニア大統領の命日で、国民の祝日だということを聞き、荷物を置いて、両替をするため、銀行へと急ぐ。あいにく銀行はすでに閉まっていたが、周囲の人にまだ開いている両替所を教えてもらい、両替を済ませる。
ここの人々は、道を聞けば誰もが、親切に教えてくれ、時には仕事を放り投げ、案内をかってでてくれることもしばしばだ。両替所に案内してくれたおっちゃんは、地元の人の集うレストランを教えてくれ、それから、何故か地元のNGOの資料を持ってきてくれた。「Mbeya Mult-Development Centre」
宿に戻り、バケツ1杯の暖かいお湯をもらい、そいつで汗を流す。すでに日も暮れ、この時間はだいぶ冷える。助かるよ。これで十分さ。
それから町に出て夕食。食堂で、従業員の兄さんや姉さんにスワヒリ語を習いながら、食事をする。バナナやパパイヤなどのフルーツがサービスで付いてくるのが嬉しい。スワヒリ語で少し話しかければ、たちまち返ってくる分からない言葉の洪水。早くもう少し理解できるようになりたいものだ。少しずつ、少しずつつかんでいこう。
宿に戻ると、ザンビアから来ているという女たちが、力強い声でゴスペルを歌いながら、宿の構内にある教会から出てきた。スワヒリ語でうたわれるゴスペル。夜空に輝く星々。
タンザニアでの最初の夜。明日に待ち受けるだろう新しい出会いと、これまでの素晴らしき日々に感謝して、眠りにつく。
投稿者 Kazu : October 13, 2005 09:41 PM
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